SEEFのことば
私たちは2018年に始めたメルマガ(2023年12月現在登録者数139名)にて、情報や思いを発信していますが、ここには2016年にSEEFを立ち上げた当初からメルマガ以前の声をご紹介しています。
ずっと変わらない私たちの声に、しばしの間耳を傾けていただけましたら、幸いです。
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2018年2月11日
小学校英語教科化記念シンポジウムレポート
小学校英語教科化記念のシンポジウム(J-shine主催)終了。SEEFの市野先生がパネラーとして登壇。素晴しい発表でした。
「支援員は親戚のおばちゃん。元気に"Hello!"ってやってきて、たくさん褒めてくれる」
その一言が私達支援員を表していますね。
やはり根っこがしっかりしている方の言葉はドッシリしている。本当にそう思いました。
ニュースや新聞、いろいろなメディアで見る以上に教育改革は今後私達にとって大きな物になるでしょう。でもだからこそ、『先のことをあれこれと心配する前に、今(信念を持って)していることを大切に』したいと思っています。
SEEFが共通認識として考えていること「温かい、開かれた教育」が未来に続く鍵になるのだと改めて確信しました。情報や世の中の流れはしっかりキャッチしつつ、でも私達がしっかり同じ目標を見つめながら、学校や自治体と共にチームとして柔軟に問題解決をして前に進む様子を、子どもたちに見せていきたいと思っています。
SEEFですが、今年は先生方や指導者の皆さんの心を軽くする研修会を開催予定です。同時に保護者の皆さんへの『おうちで出来る「アクティヴラーニング」』のワークショップも企画中。どうぞご期待くださいね。
子どもたちファースト。ならば、まずは指導者側やおうちの方々の心を軽く、楽しくするお手伝いをしたいと思っています。
こんな時代だからこそ、楽しく笑顔で手を取り乗り越える仲間、必要ですものね。(73)
2017年12月30日の記録
アルファベットビンゴ(教材プレゼント)
通常は、個人個人で挑むビンゴゲームですが、こちらのビンゴはグループ対抗です。
<準備するもの>
5×5のマスのついたシート
☆この最下部にシートのリンクがあります。
よろしければ、お使いください。
<手順>
①5×5のマスのついたシートを各グループに一枚ずつ配付します。
②各グループ、26字のアルファベットの中から一つ省いた25字でマスを埋めていきます。
(ポイント)全員が書ける様に工夫をさせる
③グループ毎に回して、一つずつアルファベットを言わせて、あったら各グループ文字にチェックしていく。
④最初にビンゴになったグループは「BINGO!」
<良い点>
●グループ活動にすることによって、英語+αを学べる(チームワークや役割分担など)
●教師は簡単な指示を出すのみで、全体を見渡すことが出来る。
生徒は英語を書いたり読んだり言ったり…の活動を、ゲームの中で楽しみながらすることが出来る。
(ichi)
<教材シェア>
ビンゴシートにアルファベットと25マスがあらかじめ印刷してありますので、アルファベットを書き入れるときの参考になります。マスに書き入れたものに関しては、アルファベットをチェックする様気付くことが出来れば、マスの中にダブることはないでしょう。
●ビンゴシート(大文字)
https://www.dropbox.com/s/xtttcvts529qfde/BINGO_big.pdf?dl=0
●ビンゴシート(小文字)
https://www.dropbox.com/s/1yz1h9lj6inha1v/BINGO_small.pdf?dl=0
教材は現在無料で配付しております。
(73)
先日の5年生の外国語活動で、とても印象に残る活動がありました。「クイズ大会をしよう!」のテーマで、これまで出てきた動物20種類のイラストの入ったプリントを一人ずつ配布し、「動物3ヒントクイズをみんなに出してみよう!」を目標にしました。ルールとして、ヒントは自分の知ってる英語で作ること。ヒント1はI
don’t know. ヒント2はI think. ヒント3は I know ! になるように組み立てると面白いよ!と最初に伝えました。
いつもはグループで活動する事が多いのですが、積極的に参加する子、遠慮してしまう子もいるので、今回は一人で考えてクイズ大会をする事にしました。
5分のクイズ作りの時間を終えて、クイズの時間になりました。元気いっぱいに手を挙げたトップバッターの男の子がニヤリと笑ってクイズを出します。 “Hint 1; baseball.” 子ども達は頭をひねります。 “Hint 2; cat.” ネコのイラストを探す子どもも。 “Hint 3; yellow and black.”
あー!と声が上がりみんなの手が挙がりました。そうです!彼の答えはtigerでした!
野球が大好きな彼は、トラ=阪神のマスコットが浮かんだんですね。色や大きさなどをヒントにすることを想定していた担任の先生と私は思わず顔を見合わせ、 “GREAT!”と拍手!それからも子ども達から面白いクイズがどんどん出ました。子ども達は自分の知っている英語でクイズが出来るんです。こちらが子ども達に知らない言葉を英語にするお手伝いをしなくても、これまでの活動で身体にしみ込んだ英語、身近な英語を引き出すことが出来るんだと改めて感じた活動でした。
もうひとつ、これは毎日のニュースから思いついたという子どもからのクイズです。
hint1; news hint 2; Tokyo hint3; brown
みなさん、What ’s this?
(ichi)
6年生の外国語活動のなかで、I can〜.を使って、自分ができることを3つ書いてもらい、Who am I ?クイズという、クラスの誰のことかを当ててもらうというアクティビティをしました。
私が小学校で支援をさせていただく中で、二つ気付いたことがありました。
それは、私達支援員は適度に温かいお湯のようであるべきだ、ということ。
液体の様にいろいろな形の器に良い具合になじむ必要があります。
熱過ぎず冷た過ぎず、適度な温もりをもって、先生方や子どもたちに寄り添うのが理想的だ、ということです。
そしてもう一点。自分なりの軸を持っていないと、流されてしまう…ということです。
この二つは相反することの様に思われるかも知れませんが、そのバランスが支援員の難しい部分であり、面白い部分だと思うのです。
私は「私が今支援していることは、何のため?」というのを常に自問しながら、軸を確かめていました。
小学校外国語活動(英語)は、多くの方が関わって進めていますので、その方法やアプローチは実に様々です。しかし、本来の目的は
『子どもたちの幸せのため』
に他なりません。
その目的を常に思い出しながら、先生方と、良いコミュニケーションを取っていく必要があります。
私達はチームの一員です。先生方、学校、自治体…子どもたちを取り巻く大人たちが良いチームを作れるかどうか、そこが鍵になるでしょう。
すべては「子どもたちの幸せのため」
その軸をしっかり立てて、皆さんに心地よいお湯の様な存在でいたいと思っています。
(730)
2017年4月30日
メルマガ、始めまーす
久しぶりにメンバー全員が集まる事が出来た4月の定例会では、現場の先生方に寄り添って英語のハードルを下げ、一緒に楽しむことを軸にしてサポートを進めることを確認し合いました。
実際SEEFにはたくさんの先生方からの声も集まっています。よりSEEFを身近に感じていただくために、広告もデザインしました。皆さんのお手元に届きますように。。。
そして、メルマガの発行も予定しています。レッスンを楽しくするワンポイントアイデアや、皆さんから寄せられたお悩みを一緒に解決♪のコーナーも設けて、楽しいメルマガをお届けします。不安が笑顔に変わりますように〜✨
一緒に仕事をする人を選ぶ時、「見た目」や「人種」だけで選ぶ職種ってあるのかな???日本の英語教育の中だけ?
「ネイティヴお願いします」
うーん。。。ネイティヴ=ここでは英語を母語として話す人のこと。
ネイティヴで良い先生は見た事あるけど、良い先生が全部ネイティヴとは限らない。教育に携わる人だから、もう少し慎重にしっかり選びませんか?
働く場所が日本の小学校ならば、『日本の小学校で良いチームを作られる人』が真っ先にくると思うんだけどな。。。
コミュニケーションのあり方を、全身で子どもたちに見せていきたい。それが第一歩な気がする。
先日行いました3月の定例会では、それぞれの情報シェアと今後の展開の話し合いがありました。
情報は、主に現場に入っておられる先生方から小学校の実情、そして全国の情報を収集している先生方からは、全国の動き…やはり地域格差は広がる一方ですし、今回話題に上ったのは「ALT需要の高さ」です。SEEFにも外国人講師希望の御連絡が入っていますが、「外国人講師」に対する過剰な期待や過信が心配されます。
SEEFメンバーは、外国人講師と共に仕事をしていた(している)方々ばかりで、その長所短所をよく知っています。それは外国人講師が良い、悪いの話ではありません。どの国の講師にも、講師でなくても、どんな職種でも、やはり向上心を持って仕事をしている人と、あまり仕事に対するモチベーションの高くない人と…いろいろな人がいるのは当たり前の事です。最も危険なのは、そこを見ずに「アメリカ人希望」や「ネイティヴでお願いします」という括りで一緒に働く人を選んでしまう事です。教育に携わる人です。
どうか、目的に合った良い先生をお選びいただけますように。そしてその先生とのコミュニケーションをしっかり取る、または取られる工夫をすることをお薦めします。
SEEFでも、経験抱負で「研修・授業補助・教材作成補助・ALT対応」など出来る専門の支援員の派遣を充実させる方向で、展開していきます。
そして、学校現場のみならず、ご家庭や社会に「小学校英語」に興味をもっていただけるような、講演等の活動も視野に入れています。小学校英語は、コミュニケーション革命です。国の推し進める高度な力を目標とする教育と、今現状で子どもたちを取り巻く環境との間で、ただ私達が信じる「子どもたちが笑顔になる」活動を地道に展開していきます。
小学校の先生方と児童英語専門講師、そのプロのチームワークで、子どもたちの笑顔の側に『生きる力』『英語の力』も花開くことでしょう。
昨日行いました1月定例会議の議題は、来年度の活動計画でした。
昨年立ち上げたばかりの研究会なので、まずは私たちのことを知っていただく所から…今年は、もちろん支援のご依頼もお受けしますが、グループの活動として研修会を中心にご案内していきます。研修会の種類は以下の通りです。
①小学校での研修
【夏期研修等でご利用ください】
現在の英語教育の流れ・理想と現実を埋めるためのレッスンアイデア・児童英語教育の側面から…様々な切り口で日々情報収集をしておりますので、学校のニーズに合った研修をさせていただきます。
コミュニケーションゲームなども交え、和気あいあいの雰囲気の中で楽しく学ぶ事が出来ます。
【PTA研修等にも】
私たちが得意としているコミュニケーションゲームを通して、子どもたちが普段小学校で学んでいる外国語活動を保護者の方々に体験していただく研修になります。コミュニケーションで必要なことを、ゲームやアクティビティーで体験していただけます。
②市町村の英語担当教師の研修
専門的な知識から、コミュニケーションゲーム・活動のアイデアご紹介まで。。。痒い所に手が届く研修です。
③SEEF独自の研修会
小学校の先生方・小学校英語教育に興味のある方…全ての方に向けた研修となります。
SEEF独自の3部編成(一部:理論 / 二部:アクティビティーアイデア紹介 / 三部:質疑応答・座談会)で、笑顔いっぱいの研修会です。
どうぞ、お気軽にお問い合わせくださいね。
おはようございます。SEEFです。
文部科学省の外部人材支援のニュースを、皆さんはどのようにご覧になられるでしょうか。
現場で経験をしていて一つ言える事は、学校って小学校・中学校・高校の文化がまるで違うということです。通っている子どもたちの年齢や成長過程において、大切にする部分が全く違う。ただ英語を教えた事があるから大丈夫、ネイティヴだから大丈夫、という括りはそもそもおかしいのです。
退職された中高の英語教師の方々も、新たに外部として活躍される方々も、『小学生が心を開いて言葉を楽しく発することが出来る環境をどう作るか』それをあらゆる壁を取り去って学ぶべきです。御自身の経験上分からない事は、小学校の先生も交えてみんなで情報交換すべきです。
それぞれが素晴らしいプロフェッショナルなので、互いの良いところを持ち寄って、ただ子どもたちの為に良いチームを作りましょう…それがSEEFの願いです。それぞれの分野がぶつかり合う教育現場になりませんよう…切に祈っています。子どもたちに伝えるのは、「大人同士の良いコミュニケーション」です。
子どもたちは、見ています。
本日、今年最後の定例会でした。
ブランチミーティングで朝活。早くに集まって、お昼には解散。短い間でしたが、話の中身と情報量は相変わらず濃いです。
他県や他市での外国語の取り組み、英語に向けた動きなど各自得て来た情報を交換しながら、私たちの軸を確認し合い、それをいかに世の中のニーズに合わせていくか…目標を話しました。
「英語が目標」ではなく、「ある目標に向かっている間に英語を使う仕組み」を上手に入れていき、最終的に子どもたちが『あれ。ぼく、今英語しゃべっとった〜』そんな外国語活動でありたい、と思うのです。自分の新たな魅力に気付く時間であってほしい。。。SEEFは来年も頑張ります。
2017年は、SEEFを皆さんにもっと知っていただく年にしたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
Happy Holidays!!
2016年12月20日の記録
英語を学ぶ目標と手段
昨日の会議の中で、早速高学年に英語のライティングを始めている小学校の話が出ました。
小学校高学年で英語をただひたすら書き写す授業が紹介されていて、「これが、2020年に向けた高学年のライティング(書くこと)です」…とのこと。確かにSEEFの研修会でも「保護者からのライティングのニーズにはどう応えたら?」とか「レベルの差はどうやって埋めるんですか?」等々の質問が多かった。時代か。
英語を書くのが早い子、遅い子がいる中で、必ず待つ子、間に合わない子…が出てくる。ただ英語の文章を四線に書き写す作業は何を意味するんだろう。ゴールはやっぱり「英語を書く」ことか。だったら、絶対得意不得意の格差は出てくる。早期に「英語、無理〜」な子を作り出す事は容易な事。
私たちだったらどうするだろう…英語を書くことを目標にせずに、ある活動をしている間に、振り返ってみたら「あれ、今日こんなに英語を書いてた!」そんな活動、素敵だな。想像するだけでワクワクする。その時の子どもたちの目の輝き。
外国語が始まる時に「ぼく、英語習ってないし、全然分かりません」と言っていた生徒が、最後に「先生〜ほら〜」って自分の書いたものを見せてくれる時の顔!
それが無くなるなら、私だって英語辞めちゃうかも。
ワクワクがあるから、言葉って良いんじゃないか〜?と思う。
それを話し合うSEEFの会議は、アイデアの宝石箱や〜
ワクワクが止まらないんです。
2016年12月4日の記録
九州英語教育エキスポ(ETJ EXPO in Kyushu)
九州英語教育エキスポにて「外国語活動から英語へ」のプレゼンテーションを行いました。今年は参加者の人数も昨年より多く、小学校英語への関心が伺えました。
一部では「小学校外国語活動とは」や、「担任・JTE・ALTの役割」「小学校で行う意味」などをお伝えしながら、良いチームのあり方を考えました。
そして二部では、基本的に準備が少なく行うことが出来る「つなぐ」ゲーム・活動のご紹介です。子どもたちを「つなぐ」、先生と子どもたちを「つなぐ」、そして教科を「つなぐ」アイデアのシェアを行いました。実際皆さんとゲームをしてみたのですが、とても楽しく、あっという間に場が和みました。皆さん、積極的にご参加くださって、ありがとうございました。とても良い雰囲気が流れていましたね。
45分という持ち時間が短くて、伝え切れない部分もありましたが、どうぞホームページやメッセージで何でもご相談ください。
熊本・大分…など、福岡だけでなく九州各地の先生方より熱いエール、ご相談をいただいて、とても嬉しかったです。
名刺交換もたくさん出来ました。今後共一緒に小学校外国語活動を盛り上げて行きましょうね!